Binary 2.0 カンファレンス 2005 に行きました。
巡回先をうろうろとしていたら、たまたまたどり着いた先で参加者を募集していたので、つい。枠が残り20名だったというぎりぎり感も手伝って、講義があるのを知りながら登録してしまいました。
結論からいうと、とんでもない世界を見た、というのが正直な感想です。
冒頭、主催者その人から「ぶっちゃけ祭り」宣言が出されるというというはっちゃけ具合で、全体的に話者のかたも悪ノリ丸出しでした(なんであんなに爆笑してたのか)が、その悪ノリの密度と濃度が半端ではありません。
右は実行中のバイナリファイルが書き換えられない(書き換えても反映されない)から、Linux のカーネル書き換えてその制限を潰した(!)なんて冗談みたいなかたから、左はC++のdemanglingを空でやりながらDWARFを語る猛者まで、まあ言葉を選ばなければ、なんというか出るわ出るわ。飽和してる水溶液だと思って口に含んだのに、実は水分全くなし、液化しただけ濃度100%、みたいな。
そんな普通のやつらの遥か下の方々の中で、まだ群を抜いてレベルが低かったのは、やはり八重樫さんのプレゼンだと感じました。
FPGAに一揃いの環境をのせて、gdbのリモートデバッグでスライドの画像データを転送しながら、基板のVGA出力で表示してプレゼンって……。よもやデジタル8色なんて言葉を、ドット絵界隈の薀蓄以外で目にする機会があろうとは。
当のプレゼンの中身も、FPGAを使ったハードウェアプログラミングの概要を紹介するもので、そのあたりの知識「も」すっぽ抜けている私には非常に勉強になりました。レベル的にも丁度良かったというか、すいませんDWARF2とかQEMUとかはむずかしかったですというか。
全体をざっと振り返ると、一軟弱Windowsユーザとしては、とにかくgccはじめUnix系環境の強さを思い知らされたように思います。ずーっと下に潜って行けば何かは出てくるとでもいうような、タフさ。
しかしそれにしても。
FPGAがあんなに素敵なものとは知りませんでした。「対象年齢: 幾つから」みたいな電子工作キットのなれの果てじゃありませんか、あれ。HDL書きの友人はいるくせに、どうして今まで気付かなかったのか……。
2005/12/04 02:42
A:Logging